和歌山ライブの歩き方　

　
　桂文三「青菜」　　　　　桂文三「動物園」

2010年8月8日（日）和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で、大御所と落語体験ワークショップ参加の子供たちによる落語会・紀州寄席がおこなわれた。会費も会則もないゆるやかな落語好きたちが集う紀州落語愛好会(和歌山市 代表:弥勒亭福福)が呼びかけ、五代目桂文三師匠らが応えた。会場は多くの落語ファンが詰め掛け、笑いの芸術を堪能した。



子供たちの古典落語「寿限無」などの熱演に続き、弥勒亭さんは創作落語「老婆の休日」でシルバー世代を大いに沸かせた。また桂文三師匠は、モンティグレの虎にちなむ「動物園」と夏の季節感溢れる「青菜」の２題を披露し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。子供たちや落語初心者向けに伝統や技も分かりやすく随所に盛り込み、新しい落語ファンを大いに楽しませた。

　　　　＝モンティグレは和歌山城の虎伏山からモンティ（山）ティグレ（虎）で創られた仏語風の造語＝

演者：高橋亭光星、漢方亭浪漫、高橋亭日菜子、すずめ家すずめ、桜亭夢叶、すずめ家ちゅん助、古々亭夏珍、弥勒亭福福、桂文三。三味線：さやか、お茶子：桜亭不二子、高橋亭真弓

　
桂文三と弥勒亭福福　　福福「老婆の休日」

次回は、2010年11月14日（日）紀州「紅白」寄席として和歌山市中央コミュニティセンターで、特別ゲストに桂文三師匠を迎え開催する。明るいお笑い文化のステージに今後も期待したい。｛Ｋ｝

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